サッカーはアメリカ合衆国で大きな盛り上がりを見せており、そのポジティブな空気はテレビ視聴率にも表れている。ワールドカップの共催国としての決勝トーナメントのボスニア・ヘルツェゴビナ戦は、平均視聴者数が2,440万人、後半にはピークで3,190万人に達した。これにより、米国史上初の英語放送によるサッカー番組として最高の視聴率を記録したことになり、Foxの経営陣は次の試合がどれほどの数字を叩き出すのかを夢想しているに違いない。
米国男子代表は次戦でベルギーと対戦し、16強を懸けた戦いに臨むことになる。チームが準々決勝進出を果たすのはわずか3回目で、2002年以来初となる可能性があるとの楽観的な見方が根強い。グループ自体はオッズメーカーの推しもあり僅差の有力候補とされており、地元開催というアドバンテージも一因と考えられている。ファンの熱気はこれまでで最も大きいといって差し支えなく、月曜日の夜のFox放送と配信の組み合わせが巨大な視聴数へと結びつくことはほぼ間違いないだろう。
その数字がどれほど大きくなるのかはまだ見極めが必要だ。直近の水曜日にボスニア・ヘルツェゴビナ戦で勝利する前、英語で放送されたサッカー中継の歴代最高視聴率は、2015年の女子ワールドカップ決勝で日本を相手に米女子代表が勝利した試合だった。その放送は視聴者数が2,230万人を記録しており、連勝の波が興奮を高めたことが大きな後押しとなった。男子代表は現在その同じ勢いを築こうとしており、前回の試合のピークが3,000万人を超えた事実を踏まえると、次の試合も放送全体を通じて同等の平均視聴者数を達成できる可能性が非常に高い。
チームとワールドカップ全体に対する話題が圧倒的に前向きであることが、こうした数字を押し上げる追い風となっている。海外から来た来訪者は米国滞在の楽しい体験をSNS上で積極的に発信しており、現地の好意的な雰囲気はとても活気づいている。数週間前にはボストンでスコットランド戦を観戦したが、街全体と訪問客は終始素晴らしいムードに包まれていた。米国のファンは選手たちに強く惹かれているようで、試合後に歌う姿やバスでの交流、陽気な様子を映した動画が拡散されている。
過去10年間、ワールドカップ予選やゴールドカップの試合を孤独な島にいるような気分で見てきた私のようなサッカーファンにとって、この興奮の高まりはとても嬉しいものだ。男子代表を皆で応援する光景を見るのは喜びであり、他の試合を観戦する人々の盛り上がりを見るのもまた喜びだ。グループステージの試合は米国内で総計5百万以上の視聴者を平均して集め、メキシコ戦とエクアドル戦は英語とスペイン語の視聴者数を合算すると2,900万に達した。信じられないほどの数字である。
純粋に前向きなエネルギーと希望のみに基づいて、月曜日の米国戦の英語放送は放送時間全体を通じて平均で約3,300万人になると予測したい。もしチームが勝って準々決勝へ進出できれば、今年のNFL以外のプレーオフとしては史上最大級の視聴者数を記録する可能性がある。